うちの2歳になる娘なんだけど、
絵本見ながら「プリン好き!」って言いながら絵本の中のプリンを指さすんよね〜
たしかにパッパも小さいころはプリン好きだったなぁ(今もだけど)
娘にそう言われたからには料理担当のパッパとしては娘のためにプリンを作るしかない!
っと、冷蔵庫を開けては見るものの・・・牛乳がない;
いきなり材料が足りないという壁にぶつかるパッパ。
「むむ!考えろ・・・考えるんだ・・・きっと解決策があるはず!」
そう思いながら冷凍庫もあさってみること1秒・・・
「これだ!」
そう、冷凍庫の中からパッパの朝ごはん
「トーストのアイスクリーム乗せ」
用に買ってあったファミリータイプのバニラアイスが!
バニラアイスの原材料は「牛乳・生クリーム・砂糖・卵」と、プリンとほぼ同じ。
「これならイケる!」
おもむろに皿へとアイスを移すパッパ
「とりあえず、これをレンチンして液体に戻そう。」
目の前にあるレンジに手をかけ、60℃設定でスタート!
無事に解凍されるのか!?こればかりはパナソニックのレンジの力を信じるしかない・・・。
これだけじゃダメだ!
アイスを解凍しただけじゃプリンにはならない!
そう!プリンを固めるための「ナニか」が必要なのだ。
再び冷蔵庫を開け物色するパッパの目に映ったのは赤卵の存在!
その卵に手を伸ばし、なんとこれを割った!
卵は加熱すると固まる傾向がある。
その機能を利用してアイスと混ぜることにより固めようというのだ!
「ハンドミキサーで撹拌してアイスと混ざりやすくしてやる!」
そう口走るより先にハンドミキサーに手をかける。
撹拌されていく卵達、白身と黄身が完全に混ざり合ったのにまだ止めない。
いずれ気泡が出来、さらに滑らかになる卵に追い打ちをかけるかのように響くレンジの完了音!
バニラアイスが・・・溶けたのだ!
「よし!これを卵と混ぜあわせたら・・・」
完全には解凍されていないアイスを卵の中へと注ぎこむ!
アイスの方が卵より重いのか分離している・・・
「まだだ!まだここで諦めるわけにはいかない!」
泡だて器を手に取り下からすくうように混ぜ始める!
分離というにはまだ幼く、ただの重さの違いでしかない。
その希望だけがパッパの手を動かすのだ!
かき混ぜること2分。
重さにより分離していた原液が一つになった!
「いましかない!これを型へ流し込むんだ!」
水を張った鉄板の上に無造作に置かれるケーキ型。
注ぎ込まれるプリンの原液。
いまこれを210℃に設定したオーブンの中へと投入する!
パッパは待った。15分という長い時間を娘と戯れながら・・・
そして完成したのだ!
プリンの熱を常温においておくことで粗熱をとり、
冷蔵庫で2時間寝かせれば食べれる!
安堵した。
「ああ、夕飯までには間に合う」
夕飯のデザートして食卓に並ぶことに決まったのだった。
しかし!その気持ちの緩みがまさか味に出るとは。
このバニラアイスプリン、とっても微妙な味わいだ・・・。
ぬめぬめしてて喉が渇く・・・。
しかし、娘は食べるたびに喜びながら拍手していた。
手抜きしたプリンを喜んで食べる娘を見て、今度はちゃんと作ろうと思うパッパなのであった。